まちがいだらけの自転車えらび

そこら中でよくネタにはされている本です。東大阪の図書館にあったので、予約して貸して頂きました。

感想はあえて私が書くまでもなく、Amazonの書評とか2chで叩かれている通りです、きっと。

私としては評価2です。本自体については。その後、作者の店で自転車を買われた方のブログで、本に書いている事を本人がやっていないのを知って、まあ2ですね。5段階でとして。

関心のある方は、Amazonの書評を読んで頂ければいいです。たいてい、1でも5でも付けられている方の書かれていることは間違ってはいません。

お一人だけ、作者を「天才」と書かれていたのだけは、強く反論しますが。この程度の人に対して、天才などといっちゃいけません。

ツォルコフスキー, ゴダード, オーベルトの各先生方に匹敵し得るとでも?冗談でも言っちゃあいけませんよ。


評価2の理由として

  1. タイトルが徳大寺有恒氏の著作のパクリ
  2. やたらとひらがなを多用して読みづらい文章
  3. 非論理的な構成(というか矛盾ありまくり)
  4. あとはまあ、いくらでもあるけど取り敢えず上の3つにしておきます。

文筆業として「アカンやろ」とツッコミを入れたくなるのは上の1と2。


別にGIANTのR3とTREKの2.1に乗っているからこの著者を否定するとか思う訳ではありませんが、トレックとジャイアントに乗っている奴は格好悪いとか、なんというか、大学名をやたらと出すのも、自分が出た早稲田を誇っているのだと思いますが。それと同じ思考形態なんですね。

トレックやジャイアントが悪いなら悪い箇所なりそのポリシーなりを批判すればいいのですが、そう言う所はありません。故に非論理的という訳でして。


話はそれますが、私の会社にも自分が出た大学の野球部を気に掛けている人がいます。存在理由というか、そんな掛け離れた後輩がどうだってんでしょう?

最近は大学生の不祥事がやたらと伝えられていますが(その最先端だったのが早稲田大学だったような気も…)、その人達の事も誇りに持って伝えてほしいですよね、そんなに先輩・後輩が自慢なのなら。

私は個人主義者のつもりなので、ラベリング(レッテル貼りですね)する人は嫌いなのです。著者は、ジャン=レノ演ずる人物が好きなようですが、フランス人の思想も学んでほしいものです。


あっちの人こっちの人とやたらと分けるのが好きなのも、考え方として嫌いですね。

私の場合は、「この人のこういう考え方は大いに同意もしくは尊敬するが、ここのこういった考えは同意出来ない」って考えなので、2つに分けて、「おまえこっち、あんたあっち」って事はしないし、出来ません。そのような考え方はあまりに幼稚だし、危険な思考形態です。


専門家というか商売にしているのだから当然ですが、自転車に関する知識は私の100倍以上あります。1000倍以上かも。参考にするのはこの辺りを。→これがあるので、評価を2としました。そこだけなら4でもいいぐらいなんですよ。

それと、後半はよほど毒が抜けています。何故でしょうか?何となく、始めは勢いに任せて書いていて、後半ちょっと反省というか振り返って、「ちょっと非道く言い過ぎたかな」とか思ったんだけど、リライトとかはしなかったってな感じなんですが。


「幸せな自転車乗り」ってのが、この著者の命題のようですが、この本を話半分に聞いておく、自分と合わないor自分の感情を逆撫でするような文章なら、イラッとするのではなく(この表現は嫌いなもので)フフン♪と余裕をかまして速かに忘れる、てのが幸せな自転車乗りになる近道じゃないですかねぇ?


で、せっかくのたゆたゆとした幸せな土曜日の気分が台無しになっちゃった( ̄∇ ̄;)。ま、今日はあっくんの習い事で大阪に来ていますから、どうせ自転車には乗れません、雨だし。

帰ってからのR3の修正箇所を考えたりしますか。

(ちょっと気になって、後半部分修正入れました。2009/09/12 19:54)

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