頑張らない

別にこのカテゴリーでなくてもいいんですが。

「頑張れ」

私も良く云っていましたし、かなりの人が気安く使っています。

最近は急速に鬱などに関する理解が進んでいるので、私ごときが言うべきではないと思うのですが、敢えて説明させていただきます。

頑張る…でも、殆どの人は頑張っているんですよね、もう既に。


有名なのが東京オリンピックでの円谷選手とヒートリー選手とのデッドヒート。歌でしか知りませんが。この歌の出だしには、その時の中継がそのまま入っています。曰く「円谷頑張れ、円谷頑張れ!」と。

ご存じの方も多いでしょうが、オリンピックの後、円谷選手は自ら命を絶たれました。

アナウンサーの人を責める訳ではありません。当時、「頑張れ」という言葉に応援の以外の意味は無く、かつ、そう云わない方が責められたでしょうから。


うちの子どもは発達障害の影響や、生まれつき筋肉が緊張しにくい=力を入れにくいという体質を持っています。当然体育などは最も苦手な教科の一つで、本人は精一杯頑張っていても外からはそう見えません。


私の好きな歌に、中島みゆき「ファイト」があります。はじめは、この少しスローテンポな曲のどこが「ファイト」なのかと思いましたが、変に力まずに、応援してるだけでも精一杯の応援歌となるんだと思い直しました。

だから、ファイト!

今も斗っている君に。


オリンピックも、メダルが全てではないし、運も当然、ある。

ウインタースポーツ大好きな私(たちなんですよ、実は。カミさんも好きなもんで、二人で楽しんでます)にとって、皆、神様のようにすごい人達。一生懸命努力して晴れの舞台で精一杯戦ってきた人達には、ぜひ胸を張って帰ってきていただきたいと思います。