さすべえの実態
さて、私は現在最寄り駅までescape R3で行って駐輪場に停めて、それからJRを乗り継いで会社に行っております。そして、会社の最寄り駅から1km近く歩いて会社に行きます。
当初、大通りを歩いていたのですが、大通りを行く自転車が怖いので、裏の路地を歩いていきます。何故かそちらは自動車・自転車・歩行者の全ての人が通らないのです。結構歩きやすいんですけどね。
途中、最近増えてきた三階建ての軽量鉄骨で組まれたような住宅地の前を通ります。なんとなく、そこに置かれていた一台の自転車を見て「ハッ」っと気づきました。
こんなところです
その自転車には、さすべえが取り付けられていたのです。ご存じの方も多いと思いますが、さすべえはハンドルに取り付ける傘の固定具です。傘差しでの自転車乗車は明確に道交法違反となるにもかかわらず、このような商品の販売が許されているのはいかがなものかと思いますが。
その住宅地には、同じような建物が五軒並んでいます。必ず一階が駐車場兼駐輪場となっています。そこの自転車をチェックすると、なんと普及率100%!正確に全ての自転車に取り付けられていたわけではありませんが、各戸一台はさすべえを取り付けた自転車が置かれていました。
私の会社は、東大阪市にある小さなメーカーで、生産ラインではパートさんに入っていただいています。そこで、駐輪場を確認してみた所、10台中6台の自転車にさすべえは取り付けられていました。
この矢印の先がさすべえ。
ご存じのように、疋田さん達の努力のお陰でようやく我が国の自転車は大手を振って車道を走れるようになりました。その時に、自転車は原則車道、歩道は歩行者が最優先となったはずです。他にも片手運転等、ながら運転の禁止等様々に規制されているにもかかわらず、それらが放置されまくっているのはご存じの通り。
以前、運転免許証の更新時に自転車の乗り方についての講習が非常に充実して行われていたと申しましたが、それだけでは、現在の状態を改善されるはずがありません。
シートベルトの着用義務化が法制化された時や携帯電話の使用禁止の際など、こぞってキャンペーンのようにされて、一時はかなりちゃんと使用されていたと思います(残念ながら、現在はどちらもかなり低下している様です)。
これだけ、傘差し・片手(携帯の使用、タバコなど)・逆走・無灯火・信号無視などが放置されている状態がいいはずがありません。自転車についても、知らないでこれらの行為を行っている人も大勢いる事でしょう(当然、確信犯もいますがね。今朝見たママチャリは斜め横断はするは、信号無視はするは、車道の真ん中は走るはでとんでもないヤツでした)。
一刻も早く、なんらかのキャンペーンをして、正しく自転車を楽しめる社会にしていただきたいものです…ちょいオオゲサな過ぎ(^^ゞ?
ところで、疋田さんはこのような文章でさすべえは擁護されています。この気持ちは大変良くわかるんですが、ただ、製造元(意外にも愛知の会社だった)が「自転車ユーザー様の安全に貢献する」なんて書くのは如何なものかと思いますけどね。雨の時は合羽、聞こえが悪いならレインコートを着るのが当たり前でしょ!
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