ビアンキの事故の報道特集

昨日、取り上げたビアンキの事故というより訴訟を扱った番組(報道特集)の動画も見つけました。ケントさんがURLを紹介されていたので、そちらからどうぞ~。


事故に遭われた方の話自体に、イタリアに対する過剰な期待と台湾に対する偏見のようなものが見え隠れするのがこの方への同情をスポイルする事になっているのは残念なことです。

印象として、イタリアの職人というと聞こえはいいですが、工員ですよね。それと台湾というか中華民国の工員とどう違うのでしょう?イメージに囚われ過ぎではないかと思います。GIANTでもフィリピンからの出稼ぎ工もいれば(それを扱った映画もあった)熟練工もいるでしょう。

一般的に、イタリアのデザインはすごいですが、工業的に信頼出来るという話は聞いたことないです。どちらかというとその反対ですから。

しかし、事故そのものと被害者の方がどう思っているのかとは全く関係ありませんから、そのこと自体はどうでもいいことです。


自転車に乗り始めた2002年に、購入されたBianchi BACKSTREETというのなら、まず手初めにクロスバイクからという、多くの方と同じ道を歩かれていたんじゃないかと想像出来ます。つっか、私もそうですし。


ネットでは、スポーツバイクを乗る上でのメンテナンスの重要性などを説明し、この方を非難する声が多くあります。

曰く、

  1. 通販での自転車の購入
  2. メンテナンスの不足・不備(サスペンションについて)
  3. 保管方法の不備(軒下だったことなど)

しかし、通販でしか買えない人も沢山いるでしょうし、近くの店では取り扱っておらず、実店舗では実際には購入不可能というのも多いでしょう、ウチのSIX君もそうでした。それに、近くに店で買ったからとメンテに熱心とは限りません。私の買った2台は行けば診てくれますが、「一ヶ月後に来て下さい」といった言葉はどちらもありませんでした。

それにサスペンションってメンテ出来ないんじゃないでしょうかねぇ?

だったとしたら(事故に遭われた方の過失が少ないという前提で)、私は、RST製のサスペンション機構の責任が最も大きいと思います。そして、その部品を採用したアキボウなりサイクルヨーロッパジャパンなり。当時のBianchiの代理店は別の会社らしいですが。番組のキャスターはイタリアBianchiの責任をかなり訴えていましたが(ブランドをアテにして買うユーザーがいるという)、それは如何なものかと思います。

このフロントフォークというか、サスペンションはスプリングで上下を繋げているだけ。スプリングが破断すれば上下が分かれてしまうという構造だそうですから。設計自体の甘さというか、ミスと云ってもいいのではないでしょうか?それを、ユーザーの責任とするのはあまりに酷ではないかと思うのですが。


今の部品は改良措置がなされている事を祈るだけです。ウチのルイガノLGS-SIXにもRSTのサスが使われていますので…。


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