年齢と寿命と

先日、叔母が亡くなった。母の妹で、80歳前後だったと思う。一昨日にお通夜に行ってきたのだが、私の年齢が上がるにつれ、否応なしにこんな機会が増えてきた。

そして今朝、カミさんからスティーブ・ジョブズ氏が亡くなったというメールを受け取った。特別氏に対して思い入れがあったり、マックのファンだとか言う訳ではなく、ユーザーですらない。それでも氏の行動や思想に対して尊敬や憧憬の念はある。

今日のアップのサイトには氏の写真と共に、1955-2011とある。享年56歳、7年前に癌の診断を受けたWikipeadiaにあった。自らの身体・健康に不安、それも多分死を意識した彼の心情は如何なるものであったのだろうか。

新しいものを作るには、前に進もうとする意志無くしては叶わないものだと私は思う。激烈なる意志、死の不安があってもそれを超越する創造への欲望。そういったものをきっと持たれていたのだろうと思う。手塚先生と同じような。

私がそれらの人に互する事が出来る訳は無いんですが、私もそのような所に向かえればと、思う。

人生の価値はその長さとは関係がないとは思いつつも、人生が尽きる事への不安は、ある。それらを超越して、また、超えられるほどの渇望を持てるだけの想いを私も持ちたい。

でも、俺は何処へ行く?

-氏のご冥福をお祈りいたます。