昨日もディーラーに行ってきました

さて、先日ホンダさんにも行ってきました。これで今回乗換の候補となった

スズキ「スイフト」、マツダデミオ」、ホンダ「フィット」の全てに試乗してきました。その感想を記しておきましょう。

ところで、何故トヨタの初代イプサムからスモールカーへの乗り換えとなったのかといいますと、元々が小さいクルマが好きだというのがありまして、イプサムの前にはダイハツ シャレードに乗っておりました。排気量は998cc、いわゆるリッターカーで、出来は結構良かったと思います。しかし、ボディの重さに対して(ちなみにトヨタ風に書くとボデー)エンジン出力が見合って無くって60psも無かったと思います。だから走って楽しいクルマでは全然ありませんでした。当時はハイソカーブームでソアラマークII、シーマ、プレリュードといったクルマが人気で小型車は見向きもされませんでした。またはアルトワークスとかも人気で、シャレードは、当時よく読んでいたNAVIって雑誌ではすこぶる高く評価されていたのですが、「歴代最上のシャレードだが、今は最も身の丈にあったクルマが最も支持されない」といったコメントが書かれていたと思います。

そして何故だかシャレードから乗り換えたのがイプサム。これはスタイルが変でカッコいいと思ったからでした。オデッセイを意識して作ったハズですが、オデッセイのクリーンさ・スマートさはありません。初めて見た時は、映画ALIENS(邦題エイリアン2)に出てくる装甲車のようだと思いました。


ま、そんな昔話はさておき、試乗した順番は上に書いてある順番でした。一応気になってた順番に。

筆頭のSWIFTから。試乗したのは最もベーシックなグレードXG。SWIFTは全3グレードの展開で、小メーカーのスズキらしくバリエーションは乏しいです。カラーも同様で6色しかありません。最も良かったのは乗り心地。エンジン音の小ささと相まって、コンパクトカーという事を感じさせない質感の高いものでした。柔らかすぎる事がない、それでいて基本フラットを保った乗り心地は非常にレベルの高いものでした。エンジンパワーも必要にして十分。それでいて静粛性も高いものですが、それは他の2車でも同じでしたが。

最も設計年代が新しいためか(確か昨年のモデルチェンジ)、標準装備が充実しており、最下位のグレードでもキーレスエントリーにキーレススタート、オートエアコンまで装備しております。他にもチルトステアにテレスコ、シートリフターにイモビライザーと大盤振る舞い。

小物入れなども充実していますし、アシストグリップも運転席以外の座席には付いています。只、荷室は小さい。130Lしかありません。シャレードより小さい感じ。内装もブラックオンリーで好みではありません。スズキの人はクラス随一の内装と誇らしげでしたが。

次に試乗したのはDEMIOでした。グレードは13-SKYACTIV、レシプロエンジンにて30km/Lを達成した低燃費モデルです。アイドリングストップなどのエコ機能てんこ盛り。普通に使う機能は5万円のパックオプションを絶対に追加しなければならないのは売り方としてセコい感じがします。だって標準グレードにあるシートリフターまでそっちのオプションに入れるのは誠意が無い売り方だと思いますよ。その辺りはスズキと対照的で、SWIFTだと最下位グレードでもそこそこの機能標準で、便利機能までいくつかつているのに、DEMIOは売れ筋グレードの標準搭載機能を故意に落としているってのは…。

試乗した印象は振動をより拾う感じの固く締められた足回りって感じです。決して不快ではありませんが。パワーは必要にして十分。結構な坂も走りました(6%ぐらい)。エンジンは回っていますが、室内に入ってくる騒音はかなり押さえられております。イプサムよりずっと静かなぐらい。

内装はまあそれなりに。シート地の模様や生地などとてもカジュアルで品がよく、好みではありました。質感は高くはないですが、スポーティでいい感じでした。あ、アシストグリップは助手席だけ。これはかなり不満点。助手席後にマップを入れるポケットがないのも不満ですね。

殿に残りしはFIT、前2車と異なり、説明も不要なぐらいの大ヒット商品です。試乗したのはガソリン車が無くってハイブリッドモデル。購入予定とは全然違うんだけど…。コースは1km程度ですぐ終わったのが不満。かつハイブリッドなのでガソリン車の評価は出来ませんでした。

運転席の質感は最も高いです。小物入れも多く内側の広々感は間違いなくNo.1。内装のしつらえはガソリン車でも同じとの事でした。実際ショールームにあった10th限定モデルでも同じでしたし。シートのタップリ感も伴って、ワンランク上の感じでした。只、スポーティな感じではありませんでしたが。アシストグリップは後席にも付いていましたし、ポケットもちゃんとあります。

しかし、どのクルマも大変良く出来ていましたね。シャレードとは隔世の感がありますって実際隔たっているんですがwww、20年ぐらい( ̄▽ ̄;)。大体今のはコンパクトカーたって、全然コンパクトじゃないッスよ。全幅1695mmと5ナンバー枠いっぱいまで広がってるし、確かに全長は若干短いですが、初代カローラレビン(TE27)のサイズって4mなかったんですよね3950mm。一番短いSWIFTで3850mmで他の2台は3900mm。私が乗っていたシャレードは全幅1640mm位で若干小型車より細かったんですが、現代のコンパクトカーは3ナンバー車よりは小さい程度でしかないんですよね。まぁ、ベンツのAクラスのように幅は3ナンバーってのもありますから、問題とはならないのでしょう。出力も当時1000CC/55馬力程度だったのが現在1300CC/90馬力ですから。

それでいて便利グッズもいっぱい。これだけ商品競争力のある物が売れない訳ないですよね。現在コンパクトカーばかりを街中で見かけるのは当たり前ですね。

さて、この三車種の中で生き残るのはどれか?…ってもう決まっちゃったんですけどね( ̄▽ ̄;)。発表は納車の後で。