徒然なるままに

 それなりに変化のある日常、それでいて変化のない日常。そんな毎日が私の中を過ぎて行く。仕事と趣味に挟まれて。

 あまり考えずに付けたブログのタイトルだが、自分にとって徒然と過ぎて行く日々は仕事と趣味のどちらかかもしれない。


 さて、今月に入って、はっきり言って仕事は暇である。とても良い事だ、私には。しかし、会社にとっては死活問題である。

ま、そこまで逼迫している訳ではないが、公務員と違い、与えられた仕事をしていれば半永久的に会社が続く訳ではないので、これから先を見据えて長らく続くようにしていただきたいものだ。

 幸い、先人が築いてくれた財産で生き永らえているが、どこまで持つのだか。

我が社は『趣味』の領域にこそ存在し得るメーカーであるが、あの田宮模型バンダイでさえ、少子化の影響によりプラモデルの売上は10年前の半分とある。

子どもを対象としている訳ではないが、学生以上の絵を描く人達の減少は我が社としては大変な問題である。


 この前、久々スケッチ旅行にいったのだが、いいもんである。現在の問題は、こののどかな「いいもん」を誰も愛さなくなった事によるのだ。

 私の好きないしかわじゅんでさえ、絵を描くには画材を一切使わずにタブレットとPCで描くという。

 まあ、商業作品だからなあ。でも、例えばマンガの、直筆原稿、ケント紙にペンでインクや墨汁で描かれたそれはとても美しい。

 スケッチに、タブレットPCでペインターでスケッチは出来るだろうが、スケッチブックに鉛筆で描いた絵が、私は好きである。

 子どもの絵が、とても生命力に満ち、生き生きと描かれているのは、筆に力を漲らせているからではないのだろうか?

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帰路途上にて